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会長挨拶

一般社団法人日本ペインクリニック学会第57回学術集会

会長 平川 奈緒美

日本ペインクリニック学会
第57回学術集会会長
佐賀大学医学部附属病院 ペインクリニック・緩和ケア科

平川 奈緒美

この度、日本ペインクリニック学会第57回学術集会の会長を拝命しました佐賀大学医学部附属病院ペインクリニック・緩和ケア科の平川でございます。学術集会を開催させていただくにあたり、ご挨拶申し上げます。

長い間、日本の痛み治療および研究を牽引してきたこの伝統ある学会の学術集会会長にご推薦いただき大変光栄に感じております。学術集会は、2023年7月13日~15日に佐賀市の佐賀市文化会館とSAGAアリーナで開催いたします。新型コロナウイルスの感染により学会の開催に関しましても多様化して参りました。学会に限らず社会全体がオンラインやハイブリッド開催などの新たな開催方式に慣れてきた感もありますが、来年の本学会は、感染対策には十分に配慮しながら3大会ぶりに現地開催のみで行う予定です。皆さんとの交流の場所が少なりつつある中、対面での発表の機会も少なくなっております。是非、皆様には佐賀にお越しいただき、会場での活発な討論をしていただきたいと考えております。

今回の学術集会のテーマは「痛みと向き合う~QOLの向上を目指して~」といたしました。私たち医療者は真摯に患者の痛みに向き合う必要があります。その手段として様々な方面から対処していかなければなりません。薬物療法、インターベンション、心理的アプローチなどの術を持っておく必要があります。また、基礎研究の面からも研究者は痛みと向き合い、研究を進めていきます。そして、患者自身も自分の痛みと向き合うことが必要です。このような観点から、痛みと向き合うための様々な分野のご高名な先生方に特別講演、招待講演、招請講演などのご講演をしていただきます。今回、国際疼痛学会(IASP)の会長に就任されたAndrew Rice先生をはじめ海外からの演者の先生にも来日していただき直接ご講演いただく予定です。そのほか、痛みと向き合うための様々な治療や研究などについてのシンポジウムやパネルディスカッションおよびPros Consなどの準備を進めております。これらのセッションでは、今後の活躍が期待される若手の先生方にもお願いしております。是非、演者の皆様だけでなく、参加の会員の皆様にも積極的にご発言いただきたいと思っております。

佐賀で日本ペインクリニック学会を開催するのは、十時忠秀名誉教授が会長をされた第27回大会以来30年ぶりとなります。是非、佐賀に足をお運び頂き、学会で有意義な時間をお過ごし頂くと同時に佐賀の美食と美酒をお楽しみいただければと祈念しております。多数の先生方のご参加と一般演題へのご登録をお待ちしております。

一般社団法人日本ペインクリニック学会
第57回学術集会会長
佐賀大学医学部附属病院
ペインクリニック・緩和ケア科
平川 奈緒美

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