トップ / 学会概要 / 事務局長挨拶

事務局長挨拶

事務局長 天谷 文昌

日本ペインクリニック学会事務局長 京都府立医科大学 麻酔科学教室 天谷 文昌

このたび、一般社団法人日本ペインクリニック学会の事務局長を拝命いたしました京都府立医科大学麻酔科学教室の天谷文昌です。歴史と伝統ある本学会の運営に携わる機会を頂き、身の引き締まる思いです。

本学会は、痛みの診断と治療を専門とする医学を進歩・発展させ、その知識と技術の普及をはかることを目的として、1969年にペインクリニック研究会として設立されました。以来、痛みの診療・研究・教育の発展のため、慢性疼痛、がん疼痛、術後痛を中心とした多様な痛みへの包括的アプローチを追求し、学際的・専門的な知の融合の場として確固たる地位を築いております。2025年度より、代表理事に山口重樹先生を迎え、新たな体制のもと、学会は次のステージに向けて歩みを進めています。山口新代表理事のもとで事務局運営を担う立場として、会員の皆さまの活動を支えるとともに、本学会のさらなる発展に貢献すべく、誠心誠意努力してまいります。

医療を取り巻く環境は大きな転換期を迎え、痛みの診療も多くの課題と向き合っています。その中にあって、患者に寄り添い、科学的根拠に基づいた質の高い疼痛診療を提供する本学会の使命は、かつてないほど重要性を増しています。事務局は、学会運営の実務を担う中核機能であり、会務の円滑な遂行、学術集会や専門医育成事業の運営、会員サービスの向上、他学会・関係機関との連携など、幅広い業務を担っております。事務局メンバーとともに、会員の皆さまに信頼される事務局づくりに努めてまいります。特に、以下の3点を重点課題として取り組む所存です。

  1. 業務の効率化と透明性の向上
    デジタル技術の活用により、各種手続きや情報発信の利便性を高め、運営の効率化を図ります。
  2. 若手人材の支援と育成
    ペインクリニック医療を担う次世代を育てるべく、若手会員が積極的に学び、活躍できる機会を広げます。
  3. 社会との連携強化
    市民への情報発信や政策提言などを通じて、社会における痛みの理解と支援の輪を広げる活動を推進します。

会員の皆さまお一人おひとりのご協力なくして、学会の活動は成り立ちません。今後とも、忌憚のないご意見・ご提案をお寄せいただき、より良い学会づくりにお力添えを賜れれば幸甚に存じます。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

令和7年7月
一般社団法人日本ペインクリニック学会
事務局長 天谷 文昌

メニュー

このページの先頭へ